ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「治験……?」
「うん。アメリカでね、どんな種類のガンも治る薬の開発がされてるんだけど、それの最終チェックの治験。これを受けたら、ガンが治る可能性はある。それに、報酬も出るから、悪い話じゃない。……ただ、もしかしたら、辛いこともあるかもしれない。……それでも、やって見る?」
楓摩は、言い終わってから私の手をもう一度ギュッと握った。
「……辛いこと…って、どんなこと?」
「…まず、アメリカに行くなら、朱鳥と離れ離れになっちゃうかもしれない。……ついていけるなら、いいんだけど…仕事が仕事だしさ、難しそうなんだ…。」
「うん……」
「それと、その薬には強い副作用があるかもしれない…って書いてあった。朱鳥、ただでさえ、弱ってるから、心配で……」
「うん。アメリカでね、どんな種類のガンも治る薬の開発がされてるんだけど、それの最終チェックの治験。これを受けたら、ガンが治る可能性はある。それに、報酬も出るから、悪い話じゃない。……ただ、もしかしたら、辛いこともあるかもしれない。……それでも、やって見る?」
楓摩は、言い終わってから私の手をもう一度ギュッと握った。
「……辛いこと…って、どんなこと?」
「…まず、アメリカに行くなら、朱鳥と離れ離れになっちゃうかもしれない。……ついていけるなら、いいんだけど…仕事が仕事だしさ、難しそうなんだ…。」
「うん……」
「それと、その薬には強い副作用があるかもしれない…って書いてあった。朱鳥、ただでさえ、弱ってるから、心配で……」