ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
俺がついて行きたい気持ちを捨てきれないまま、着々とアメリカでの治療の話は進んでいく。

……まあ、朱鳥の病気が治ることが一番なんだけど…

やっぱり、心配だから、俺じゃなくても、せめて誰かに付き添いで行って欲しい。

…誰か、いい人…………

「あ、清水先輩っ」

そう声をかけてきたのは後輩で、最近小児科にきちんと所属することになった瀬川 星翔(せがわ ほしと)くん。

ん…瀬川くん……弟

「あっ!!」

承諾が貰えるかはわからないけど、ひとつ案が思いついた!!

「瀬川くん、弟くんと今連絡とれる?」
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