ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「んぅ………………はぁ…はぁ……」

体を小さく丸めるようにして、抱き枕をギュッと抱きしめる。

熱い……

でも寒気がする……

頭痛、倦怠感、吐き気……

そして、体中を鈍痛が襲う。

今までに経験してきた辛さが一気に来たような感じに、目元に涙が浮かぶ。

副作用が強いかも……とは聞かされてたけど、さすがに強すぎる。

アメリカに来て、その当日からこんな気持ちになるなんて……

頑張らなきゃいけないけど…

正直、もう帰りたい……って音をあげようとしてる自分もいる。

だって……

今までにないくらい辛いし、苦しいし……でも、楓摩とも会えない…

私、ここで、本当に頑張れるのかな……
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