ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
そうこうしているうちに、面会時間は終わり、病室の外に出される。

ガラス越しでも、前苑が泣き続けていることはわかった。

時々しゃくりを上げて泣いているのか、布団が微かに動いている。

俺には、何も出来ないのかな……

俺に、何かできること……
< 195 / 418 >

この作品をシェア

pagetop