ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

なんだか、気がついたら起き上がってるのが辛い……

涙で視界がボヤけて、頭もグラグラする。

碧琉くんには申し訳ないけど、私はベッドにほぼ倒れるような形で寝っ転がった。

「…………前苑、大丈夫か…?」

私は、小さく頷く。

「…ごめん……ね…………」

「いや、大丈夫。…ちょっと、ごめん。席はずすな…」

そう言うと、碧琉くんはスっと立ち上がって病室を出ていってしまった。

……やっぱり、怒らせちゃったんだな…

碧琉くんがいなくなったことで、さっきまで少し収まっていた寂しさと不安がまた高まってくる。

私、本当何やってんだろ……

迷惑しかかけてないよね…

あーあ、またこの気持ち。

定期的に思っちゃう。

みんなは優しいから言わないだけで……

って…

前に楓摩が本当に迷惑じゃないって言ってくれたけど、こうマイナス思考の時はいつも迷惑になってるとしか思えなくなっちゃう……

やだ…

やだ…

いろいろ心が辛くて、悲しくて涙が溢れて止まらない。

私…

どうすればいいの……

助けて_____