ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

碧琉side

「……っやだぁ!!…も………………やめて……くださ…………」

痛々しい程の涙を流し、寝言を言い続ける前苑。

悪夢……見てるのかな…………

呼吸も荒く、苦しそうだ。

寝ながらも、苦しんでいる……

そう思うと、胸がツンと痛くなった。

こんなに辛い思いばかりして……

最近、少し良くなったと思えばこれか…………

辛そうだ……

でも、俺には応援することしか出来ない…

だから、俺は前苑の手をギュッと握った。

少しでも、辛くなくなりますように
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