ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「…………っ……」

あ…震え…………

持っていた箸を置き、ベッドに横たわってから、腕を自分を守るように体に巻き付けて、小さく体を丸める。

「ふぅ…………ふぅ……」

こうなったら、しばらくは収まらないんだよね……

ご飯、食べてた途中だけど、諦めるか…

目をつぶって、自分を落ち着かせようと頑張ってみる。

"大丈夫。大丈夫。……大丈夫。大丈夫。"

そう言って、自己暗示をかけようとするけど、震えは止まらない。

……少し怖いけど、眠るしかないかな…

こんなときは、少し寝ると良くなる。

…………でも、またそこで悪夢を見そうなんだよね…

はぁ……













< 216 / 418 >

この作品をシェア

pagetop