ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
緊張の瞬間。

ピンと張り詰めた空気の診察室。

診察室には、何人かの先生と、私と碧琉くん。

先生はパソコンを操作して、何かを見ている。

ドキドキと緊張から、鼓動が早くなる。

「大丈夫、大丈夫。きっと、良くなってるから」

碧琉くんは、そう言って、ポンポンと肩を叩いてくれる。

コクン

と頷くけど、緊張はあんまりほぐれない。

前回の治療で、次に良い結果が出れば治療は終わり……って、言っていた。

…どうか…………治っていますように
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