ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「Mrs.Maezono(前苑さん)」

先生は、そう言って私を見つめる。

その真剣な顔に、心配になる……
















「Congrats.This treatment is a success.(おめでとうございます。この治療は成功です。)」

そう言って、先生は微笑んで私の手をギュッと握った。

一瞬、なんて言ったのかわからず、戸惑ったけど、碧琉くんが教えてくれて、思わず、笑と涙が零れた。

「前苑、良かったな」

碧琉くんも、笑って頭をポンポンと撫でてくれた。

言われてから、少し時間を置いて、また嬉しさがこみ上げてくる。

それと同時にいっぱい涙も出てきて、泣き笑いになって忙しい。

もうすぐ、楓摩にも会えるんだ……
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