ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
ほっとしたのもつかの間

家に帰ると、忙しい日常が待っていた。

「まんま!!抱っこ!!抱っこー!!」

「ゆーも!ゆーも!!」

「はいはい、ちょっと待って~、順番ね!」

抱っこを強請る二人を順番に抱っこしたり、いっぱい家事をしたり……

二人が産まれたばっかりの頃は、もう少し落ち着いてたんだけど、二人も大きくなって来たし、楓摩も忙しくなったみたい…

ちょっと大変だけど、その分家族でいられるって感じがして少し嬉しい。

今日も、楓摩は遅くなるみたいだし、夜ご飯作って、ご飯を食べさせて、二人をお風呂に入れて、寝る準備をさせて、寝かしつけて、それから色々片付けをして……あ、あとは明日の朝ごはんの下ごしらえと…

って、いっぱいやる事あるな……

まぁ、でも今まで、いっぱい他の人に迷惑かけてお願いしてた分、頑張らなくちゃ!!

それに、二人の笑顔を見たら、疲れなんて吹き飛んじゃう。

「じゃあ、次柚月の番ね。」

そう言って、柚月をギュッと抱きしめる。

柚月はキャッキャッって嬉しそうに声をあげて、私をギュッって抱き締め返してくれる。

本当に、至福の一時だな……
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