ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「ごめんね、さらに心配かけちゃって。」

楓摩は、笑って私の頭をポンポンと撫でてくれる。

「……私、大丈夫だよ。…熱も、多分明日には下がると思う。……それに、熱は慣れてるからね」

そう言ってちょっと笑うと、楓摩も そっか、そっか って言って笑ってくれた。

「これからも、あんまり無理しちゃダメだよ?疲れてる時は、家事も俺がやるから。」

やっぱり、楓摩は優しいな……

楓摩だって、仕事忙しいのに、私の事すごく考えてくれてる。

…体が弱いのは、辛いけど、こうやって、甘やかしてもらえるのは、嬉しいな。
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