ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
俺は陽向に事情を説明して、それから

「陽向が大丈夫なら…だけど、俺、2人迎えに行って、それから病院連れてくるから、救急で待っててもらってもいい?柚月、そっちで診てもらってる間、俺も柚月心配だから、柚月に付くからさ、葉月のこと頼んでもいい?」

「そのくらい、全然いいよ。それより、早く迎えに行ってやれ。柚月くんも葉月ちゃんも待ってるんだろ?」

そう言って、陽向は俺の肩をポンポンと叩いてくれた。

「いってらっしゃい」

「いってきます!」

俺は、そう言って駆け足で保育園に向かった。
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