ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「…………っ!!!!!」

目が覚めて、ガバッと起き上がる。

自分の体を触って、自分の存在を確認する。

……よかった…消えて…………ない………

ホッとしたと同時に、両目から涙が溢れた。

それに、ほとんど無意識のうちに、体が震えていた。

呼吸もおかしかった。

……もう。本当にこの体、嫌になっちゃうな…

私は、体の力を抜いてそのまま、ベッドに倒れ込んだ。

すると、一気に意識が夢へと吸い込まれる。

……だめ、また、寝ちゃう…

寝たく…ない…………眠く…ない……は…ず…………でも……

私の意識はそこで落ちた。
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