ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
……30分

カウンセリングの予定時間から30分

朱鳥さんはまだ来ない…

さすがに心配になってきた。

怖くて、家から出られない…とかならいいんだけど、もし、来る道の途中で何かがあったとしたら…………

とりあえず、自宅に電話をかけてみるか…








プルルルルルルッ♪

プルルルルルルッ♪

プルルルルルルッ♪

プルルルルルルッ♪

"留守番電話に接続しますピーという音のあとにご要件を"

「はぁ……」

家の電話に出ないってことは、家を出てる可能性が高いよね……

少し…いや、かなり心配だ。

俺は、看護師に伝えて、朱鳥さんを探しに行くことにした。
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