ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「おはよう、朱鳥さん」
「……おはよう…ございます」
「こんな、朝早くからごめんね。早速で悪いけど、ここの傷、見せてもらっても、いい?」
包帯の巻いてある腕
それは、昨日、朱鳥が自ら傷つけたもの。
朱鳥は、少し涙目になりながらも北斗に腕を差し出した。
「ごめんね、包帯外すよ」
白い包帯が外されていくと、だんだんとまだ塞がっていない傷が見えてくる。
「…………これ、痛かったでしょ。こんなにいっぱい、傷つけちゃったの?」
……コクン
「楓摩に聞いたけど、自分のことが嫌なの?どうして、嫌なのかな?」
「…………私……は、弱いから…。先生……にも、こんなにしてもらって…………なのに、治せなくて…」
「それで、気がついたらやっちゃってた?」
コクン
「そっかそっか。本当に、朱鳥さんは優しいんだね。朱鳥さん、なにも弱くないよ。むしろ、弱い所なんてないじゃん。辛いこといっぱい耐えてさ、それでも人に見せないように、迷惑かけないようにって、頑張ってるじゃん。本当に偉いよね。…でもさ、頑張りすぎたら疲れちゃわない?疲れちゃったらね、また、それもストレスになって、悪夢になっちゃうんだよ」
「……そう…………なの…?」
「うん。だからさ、楓摩にも言われたかもしれないけどさ、頑張らなくていいから、ゆっくりのんびり、朱鳥さんの楽なペースでやっていこう?疲れたら休憩していいんだよ。なにか、嫌なこととかあったら、自分で我慢しないで、俺とか楓摩に言ってみてくれる?言うのが難しいなら、紙に書き出すとかでもいいよ。そしたら、その紙、見せて。俺だったら、解決方法とか、リラックスする方法とか教えてあげられるし、楓摩も朱鳥さんを気遣って色々してくれるでしょ?」
「でも…………先生、それ、めんどくさくない?…私、沢山相談しちゃうかも……いっぱい迷惑かけるかもしれないんだよ?」
「迷惑?なんで?俺は、人の話を聞くことが好きだから、全然迷惑じゃないな。むしろ、話してくれて、朱鳥さんが少しでも楽になったのを見るのが一番のやりがいなんだよ。 だから、教えてくれるかな?まずは、紙に書き出すことから始めてみよう?」
……コクン
「ありがとう。」
「……おはよう…ございます」
「こんな、朝早くからごめんね。早速で悪いけど、ここの傷、見せてもらっても、いい?」
包帯の巻いてある腕
それは、昨日、朱鳥が自ら傷つけたもの。
朱鳥は、少し涙目になりながらも北斗に腕を差し出した。
「ごめんね、包帯外すよ」
白い包帯が外されていくと、だんだんとまだ塞がっていない傷が見えてくる。
「…………これ、痛かったでしょ。こんなにいっぱい、傷つけちゃったの?」
……コクン
「楓摩に聞いたけど、自分のことが嫌なの?どうして、嫌なのかな?」
「…………私……は、弱いから…。先生……にも、こんなにしてもらって…………なのに、治せなくて…」
「それで、気がついたらやっちゃってた?」
コクン
「そっかそっか。本当に、朱鳥さんは優しいんだね。朱鳥さん、なにも弱くないよ。むしろ、弱い所なんてないじゃん。辛いこといっぱい耐えてさ、それでも人に見せないように、迷惑かけないようにって、頑張ってるじゃん。本当に偉いよね。…でもさ、頑張りすぎたら疲れちゃわない?疲れちゃったらね、また、それもストレスになって、悪夢になっちゃうんだよ」
「……そう…………なの…?」
「うん。だからさ、楓摩にも言われたかもしれないけどさ、頑張らなくていいから、ゆっくりのんびり、朱鳥さんの楽なペースでやっていこう?疲れたら休憩していいんだよ。なにか、嫌なこととかあったら、自分で我慢しないで、俺とか楓摩に言ってみてくれる?言うのが難しいなら、紙に書き出すとかでもいいよ。そしたら、その紙、見せて。俺だったら、解決方法とか、リラックスする方法とか教えてあげられるし、楓摩も朱鳥さんを気遣って色々してくれるでしょ?」
「でも…………先生、それ、めんどくさくない?…私、沢山相談しちゃうかも……いっぱい迷惑かけるかもしれないんだよ?」
「迷惑?なんで?俺は、人の話を聞くことが好きだから、全然迷惑じゃないな。むしろ、話してくれて、朱鳥さんが少しでも楽になったのを見るのが一番のやりがいなんだよ。 だから、教えてくれるかな?まずは、紙に書き出すことから始めてみよう?」
……コクン
「ありがとう。」