ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「……よし、朱鳥さん。」

「…はい……」

「一緒に、ゲームしよう!」

「えっ?」

俺は、デスクの引き出しから、小さな箱を取り出す。

気を紛らわすのに打って付けのゲーム

「ナンジャモンジャゲームって知ってる?これ、楽しいんだ」

「……わからないです」

「じゃあ、ルールを説明するね。まず、山札から1枚、カードを取ります。そして、そのカードに書いてあるモンスター達に名前をつけてあげる。その繰り返しで、でも同じカードが出たらその子の名前を呼んであげる。それが早かった方は、それまで溜まっていたカードをもらえて、カードの多い方が勝ちだよ」

コクン

「なんかさ、話してるのも飽きたし、これ、やらない?」

「やってみます」
< 289 / 418 >

この作品をシェア

pagetop