ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

楓摩side3

医局へ着くと、予想通り久翔はもう来ていて仕事をしていた。

買ってきたコーヒーを久翔の机に置く。

「おはよ」

「ん?あぁ、楓摩。おはよ。」

「昨日は、ありがと。久しぶりにちゃんと休めたよ」

そう言うと、久翔は苦笑いを浮かべて、コーヒーを飲んだ。

「お前はいっつも頑張りすぎなんだよ。倒れてもらっちゃ、困るしな。」

そう言われて、少しギクリとする。

前に、1回だけ、何日も徹夜して、精神面から体調崩したことあったな…(苦笑)

「ま、まあ。とりあえず、昨日の話ってなに?それ聞きに来たんだよ。」

「あぁ。大した話じゃないけどね。朱鳥ちゃんの体調がどうも優れなくてね…。ストレスかな………とは思ってるけど、なにか思い当たる節ない?」

「……ありすぎて困る。」

俺は、そう言って、また苦笑いを浮かべた。
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