ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

朱鳥side

ドクンッ

急に心臓が嫌な音を立てる。

その直後、強く心臓を握られているような痛みで目を覚ました。

「っ!!!!!!」

痛い

痛い

もしかして、このまま死んじゃうんじゃないか…

死にたくない……

そんな不安も高まって呼吸も苦しくなる。

「はぁっ……はぁっ!!…ったい………………」

…………楓摩

楓摩助けて…

痛いよ……

怖いよ……

死にたくないっ!!
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