ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「朱鳥っ!?朱鳥、大丈夫??どうした?」
「っはぁっ!!…しんぞ…………っ痛いっ!!……はぁっ!!痛いっ、痛いっ」
「心臓!?…………この前もあったよね。ちょっと待って、とりあえず落ち着いて過呼吸苦しいよね。ほら、ゆっくり呼吸して」
楓摩に抱き抱えられ、背中をさすられる。
少しずつ呼吸は落ち着くけど、心臓が痛いのは変わらない。
「朱鳥、ちょっとごめんね。聴診するよ。」
冷たい聴診器が当てられる。
キューツて締め付けられる心臓。
怖いよ……
「………………」
この沈黙が怖い
何かあるんじゃないか…って
「雑音はないね。……でも、前もあったし続いてるから、明日あたりにでも検査しよっか。」
「…検査?」
「大丈夫だよ。エコーとるだけ。朱鳥は寝そべってればいいから。」
楓摩に再び抱きしめられて、背中を優しくなでられる。
「大丈夫。大丈夫。」
そう言われると、涙が出てくる。
熱と痛みのせい……
って思いたかったけど、きっと違う。
私は、楓摩に全体重を預けて、目を閉じた。
それからまもなく、私は眠りについた。
「っはぁっ!!…しんぞ…………っ痛いっ!!……はぁっ!!痛いっ、痛いっ」
「心臓!?…………この前もあったよね。ちょっと待って、とりあえず落ち着いて過呼吸苦しいよね。ほら、ゆっくり呼吸して」
楓摩に抱き抱えられ、背中をさすられる。
少しずつ呼吸は落ち着くけど、心臓が痛いのは変わらない。
「朱鳥、ちょっとごめんね。聴診するよ。」
冷たい聴診器が当てられる。
キューツて締め付けられる心臓。
怖いよ……
「………………」
この沈黙が怖い
何かあるんじゃないか…って
「雑音はないね。……でも、前もあったし続いてるから、明日あたりにでも検査しよっか。」
「…検査?」
「大丈夫だよ。エコーとるだけ。朱鳥は寝そべってればいいから。」
楓摩に再び抱きしめられて、背中を優しくなでられる。
「大丈夫。大丈夫。」
そう言われると、涙が出てくる。
熱と痛みのせい……
って思いたかったけど、きっと違う。
私は、楓摩に全体重を預けて、目を閉じた。
それからまもなく、私は眠りについた。