ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「私は……ダメな子…じゃない?」
「うん。朱鳥ちゃんはとっても優しいいい子」
「私は……いい子?」
「うん!!朱鳥ちゃんはとっても優しくていい子でダメな子なんかじゃない」
「私は……優しい?」
「うん。誰よりも優しい。」
かつて、おじさんになんども言われて"ダメな子"と刷り込まれたように、こんどは逆に""ダメな子じゃない"と刷り込む作戦だ。
不思議そうになんども呟く朱鳥ちゃんの言葉にオウム返しで伝える。
「私は、ダメな子じゃない…………私は、自分でできる限りやってる…頑張ってる……だから………………優しくていい子…?」
まだ語尾は疑問形だけど、少しずつ心に入ってきたのか自分の感情が言葉に現れるようになった。
「私は……葉月と柚月を愛してあげられる…だからダメじゃない…………」
自分の心に定着するまで朱鳥ちゃんはブツブツと呟いていた。
ある程度時間が経つと、朱鳥ちゃんの顔色は少し良くなっている気がした。
「うん。朱鳥ちゃんはとっても優しいいい子」
「私は……いい子?」
「うん!!朱鳥ちゃんはとっても優しくていい子でダメな子なんかじゃない」
「私は……優しい?」
「うん。誰よりも優しい。」
かつて、おじさんになんども言われて"ダメな子"と刷り込まれたように、こんどは逆に""ダメな子じゃない"と刷り込む作戦だ。
不思議そうになんども呟く朱鳥ちゃんの言葉にオウム返しで伝える。
「私は、ダメな子じゃない…………私は、自分でできる限りやってる…頑張ってる……だから………………優しくていい子…?」
まだ語尾は疑問形だけど、少しずつ心に入ってきたのか自分の感情が言葉に現れるようになった。
「私は……葉月と柚月を愛してあげられる…だからダメじゃない…………」
自分の心に定着するまで朱鳥ちゃんはブツブツと呟いていた。
ある程度時間が経つと、朱鳥ちゃんの顔色は少し良くなっている気がした。