ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「はい、どーぞ。ちょうどお昼休憩の時間だし、お昼ご飯でも食べよっか。」

コトンと目の前のテーブルに暖かそうなホットミルクが置かれる。

私は、マグカップを両手で持って1口飲んだ。

ほのかな牛乳の甘みと温かさが胸に広がる。

落ち着く……

私は、一旦ホットミルクを机に置いて、楓摩が作ってくれたお弁当を取り出した。

今日のお弁当は…サンドイッチ

レタスとハムのサンドイッチからフルーツサンドまで、私が食べれる量を考えてか、一口サイズの色々な種類のサンドイッチが入っていた。

「おっ、美味しそうだね。楓摩が作ってくれたの?」

コクン

頷いてからサンドイッチをひとつ食べると、口の中いっぱいに美味しさが広がる。

そして、さっきまでの嫌な気持ちは、すっかりどこかへ消えていった。
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