ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
準備も着々と進み、俺のサプライズウエディングプランも完成してきた頃

「朱鳥、おはよー、起きて」

「んー……」

いつもなら、俺より早く起きてるはずの朱鳥が今日はなかなか起きてこない。

声をかけて起こすと、明らかに少しだるそう。

「朱鳥、体調悪い?」

「…なんか、体重い感じ。熱はないと思う。」

そんな朱鳥をリビングへ連れて行って、念の為熱を計る。

けど、熱はなく、でも、少し貧血気味。

日頃の疲れが溜まったのかと、その日は特に気に留めていなかった。
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