ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
ガラッ

「朱鳥、大丈夫ー?」

楓摩……

「ありゃ、2人とも泣いちゃってるね。俺、葉月あやすから。朱鳥は柚月お願い。」

「……ありがと…」

私は、そう言ってもう一度柚月を抱っこした。

そして、もう一度授乳を試みる。

「よしよし、大丈夫だからね」

そう言って、ゆっくりミルクをあげる。

すると、今度はコクコクと少しづつ飲んでくれた。

その後、柚月の背中を優しく叩いてゲップを出させる。

それから、また抱っこして柚月を寝かしつける。

「朱鳥、葉月寝たよ。」

楓摩の言葉にコクンと頷く。

その後5分も経たず、柚月は眠りについてくれた。

柚月をそっとベビーベッドに寝かせて、私はベッドに腰をかける。

「朱鳥、お疲れ様。今日は、俺当直だからさ、何も無い限りここにいてあげるから、今日はゆっくり寝な」

そう言って、頭を撫でてくれる楓摩に甘えて私は布団に入った。

「おやすみ」

「おやすみ、楓摩。」

そう言って私は目を閉じた。
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