ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
そんなある日

嬉しい訪問客があった。

「「ママーー!!」」

病室の扉を開けるやいなや、走って飛びついてきた葉月と柚月。

望笑夏にとっては、初めてのお兄ちゃんお姉ちゃんとの対面だ。

「うわぁ、赤ちゃん!!」

「ちっちゃいね~!!」

私が望笑夏を抱っこして、ベッドサイドの椅子に座った二人は、望笑夏の手を少し触ってみたり、ほっぺをツンツンしたり。

「望笑夏、お兄ちゃんとお姉ちゃんだよ~。ほら、葉月と柚月も話してごらん」

「のえかちゃん?……のえちゃん!!のえちゃん!!おねえちゃんだよ!!」

「のえちゃん、ぼく、おにいちゃん!!」

「これから、よろしくね!!」

「よろしく!」

望笑夏はキョトンとした顔で2人を見てから、すぐに笑顔になって2人に笑いかけた。
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