ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「パパー、まんまはー?」

そう聞かれたのは、俺が2人に離乳食を食べさせてあげている時。

「ママはね、ちょっと具合が悪いから、病院にいるんだよ。」

まあ、そう言ってもわからないんだろうけどな…

そう思いながら、葉月と柚月の顔を見てみると

「やあ!!まんまは!!」

「まんま!!まんま!!」

そう言って、手でテーブルをバシバシと叩く。

「ちょっと、2人とも落ち着いて。」

…2人ともわかんないと思ってたけど、ちゃんと理解してるんだ……

2人は、悲しそうな顔をして「まんま!!」と何回も言う。

「ごめんね、今度ママが一時退院してきたら会わせてあげられるから。あと、二週間待って。」

「「やあ!!!」」

「やあって言われても…俺だって嫌だよ…………」

俺は、泣き叫ぶ2人にお手上げだった。
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