ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐
「………………んぅ………ぃゃ……嫌っ!!」

荒い息で目が覚める。

どうやら寝落ちて、悪夢を見ちゃったみたい。

……おじさん…まだ怒ってた…………

ずっと、夢の中で私を怒り続ける。

永遠に私は、この呪いのような夢から離れることは出来ないのかな……

そう思いながら私は涙を流した。

楓摩たちの前では強くいたい。

……だから、みんなが見ていない今、涙を流す。

副作用の辛さ、みんなに迷惑をかけている罪悪感、夢での恐怖……

それらからくる涙を私は、夜中、流し続けた。

枕には大きな涙のシミが出来ちゃったから、私は、枕を引っくり返して、今度は布団を頭まで被った。

そして、その日はそのまま眠りについた。
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