木の葉の数だけ書く日記
初めの結婚相手の姉はもうこの世にはいない。

ある朝布団で冷たくなっていたらしい。

昨年あたりから、その姉、つまり私の友人の夢をよく見る。

私を憎んでいた彼女の夢を昨夜も見た。

彼女の出産の夢だ。

二度結婚し、その度に一子に恵まれ、3度目の結婚を前に、私からすると夢のように死んでしまった。

私の元結婚相手は、その子達と、自分の新しい結婚でできた子と、両親をみるから、実力のあるユウの進学費用なんか出せないと約束を破った。

ユウは自分の子なのに。

どうして彼女の夢をよく見るのだろう。

久しぶりに義母とその親族に夢でいじめられていた。

元結婚相手が三年半も帰って来ないのに、私を嫁だからと縛り、私に残飯を食えと人前で言い放った家族だ。

初め、その姉の死を聞いた時は、皆のそう言う罪でも背負ってしまったかと思ったが、大人になればなるほど、誰もが未熟だった事に気づく。
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