TONE ~シークレットライブ~
ライブ中♪
真っ暗の中、中央に人影が現れた。
きゃあーと女の子達の歓声(叫び)があがる。
その声には“これで別人だったら許さねぇ”との殺意めいた思いも感じられて…もちろん私も込めさせてもらったが。
「こんばんは~~」
と間抜けした呼びかけに一瞬沈黙が訪れるが、妙に聞き覚えるある声に、一気に会場内が熱を帯びた。
スポットライトに照らしだされ、彼が闇の中に浮かび上がるとまたしても歓声(おたけび)。
「いやー! 本物ー!!」
の声にウケて大笑い。
イタズラっ子のしてやったりという笑みが、彼“Fly View”のボーカル“マキ”の口元に浮かぶ。
「突発的なライブにようこそ。
今日は日頃、歌っていない俺のストレス解消ライブです。
俺が楽しむためのライブです。よって・・・」
ギター音が鳴りドラムスティックのカウント3つで始まったイントロ。
「・・・ついて来れる奴だけ、ついて来い!」
きゃあーと女の子達の歓声(叫び)があがる。
その声には“これで別人だったら許さねぇ”との殺意めいた思いも感じられて…もちろん私も込めさせてもらったが。
「こんばんは~~」
と間抜けした呼びかけに一瞬沈黙が訪れるが、妙に聞き覚えるある声に、一気に会場内が熱を帯びた。
スポットライトに照らしだされ、彼が闇の中に浮かび上がるとまたしても歓声(おたけび)。
「いやー! 本物ー!!」
の声にウケて大笑い。
イタズラっ子のしてやったりという笑みが、彼“Fly View”のボーカル“マキ”の口元に浮かぶ。
「突発的なライブにようこそ。
今日は日頃、歌っていない俺のストレス解消ライブです。
俺が楽しむためのライブです。よって・・・」
ギター音が鳴りドラムスティックのカウント3つで始まったイントロ。
「・・・ついて来れる奴だけ、ついて来い!」