キラキラと輝く失意の世界で君を恋う
それぞれの恋う想い。

私は声を荒げて泣いたから。

かえちゃんはたくさん吐き出したから。

冷めた紅茶で喉を潤して。

かえちゃんに新しい紅茶を用意してもらって。

そうしてから、次は私が吐き出した。

「私のはね、自業自得ではあるんだけど」

そう、完全なる自業自得。

いっちゃんもお姉ちゃんも悪くない。

だけど私はそれを受け入れられる程、まだ大人にはなりきれない。
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