ペチュニアの恋文

ペチュニアの花言葉

「俺にとって、ペチュニアの花は遥のイメージそのものなんだ」

「え？そう、かな？好きな花だから嬉しいけど…」

花に例えて貰えるなんて素敵だ。

「昔、遥が好きだって言ってよく眺めてたから、そのイメージが強いって言うのもあるんだけど…」

「うん」

確かに、いつも公園の花壇に咲いていたピンクの花を眺めてばかりいた。

「遥は、花言葉って知ってる？」

「花言葉？ひとつひとつの花に色々な意味があるんだよね」

「うん。ペチュニアにも花言葉があって、それが俺の中での遥のイメージにぴったり来るっていうのもあって、それを押し花で贈りたいなって思ったんだ」

「えっ…？それって…」

それが本当なら、嬉しくてたまらない。



私、知ってるんだ。ペチュニアの花言葉。



『あなたと一緒なら心がやわらぐ』