【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー
恋の最終回







あなたと私の関係は切っても切れない頑丈な赤い糸で結ばれていたはずーーーー。





なのに...





「お前はもう用済みだ、出ていけ」





彼が隣を許してる女は私ではなく、別の女だった。




買い物から帰ってきて、まだ寝てると思ってた彼を起こそうと寝室のドアを開けた、ただそれだけの事で積み上げてきたもの全部が無残にも崩れ落ちていくような




ーーーそんな心の音が聞こえたの。




「な...んで...」




持っている買い物袋を落として、ただ一点だけを見つめた。




ベッドで寝てる2人の男女。
それがなにを意味してるか、頭では分かってる、けど、心が追いついてくれないの。








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