【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー
全身が溶けてしまいそうなほど、幸せだった。
不幸のどん底の次にやってきたのは幸せの絶頂。
告白して、ドキドキして、しすぎて、夜も眠れなかったなんて、そんなもの私にはなくて。
多分お互い気持ちが高ぶって、あのまま意識がなくなるように眠っちゃったんだと思う。
起きたらお昼だった。
冬休みだから色々とセーフ。
隣で眠ってる流は、こんな寒いのに布団もなにも被ってない...それは私も同じだけど。
「くちゅっ...!!!!」
可愛いくしゃみ。
くしゃみをした犯人は隣でまだ眠ってる流。
「うん...今日も相変わらずカッコ可愛い」
眠ってる恋人に毛布を被せてあげる自分が好き。
やっぱり私は尽くされるより尽くしてる方が好きだなあ。