【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー
彼女に対して失礼なことを平気で言う流に
涙目になりながら反撃返し。
「なによー!!」と言いながら流を叩いていたら
「おーいバカップル、イチャイチャは外でやれー」
夜季の人たちに笑いながら冷やかされて顔が赤くなった。
当分は平和な日々が続くと勝手に思ってたある日。
「テメェ!!ふざけんじゃねーぞ!!!!」
バチーーーーン!!と頬を叩く音が女子トイレに響き渡る。
最近は私が優美の傍にいることが多く
手を出せなかった女子達が、優美だけを女子トイレに呼び出し。
運良く優美を見ていた私は、こっそりついてきたけど...
「ちょっと!!なにしてるの!!??」
急いで止めに入ったら
"またお前か"と目で訴えられた。
「優美大丈夫!?」
優美の手を引っ張って立たせる。
「うん...大丈夫だよ、ありがとう紬」
ヘラりと笑う優美。
全然大丈夫じゃないくせに、なんでそうやっていつも笑うの?