【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー
「...紬、あんたと圭、最近よく話すけど仲直りしたの?」
圭が教室から出ていくのを確認して、変な顔しながら聞いてくる梓。
「んー...和解したというかなんというか...」
「紬ってば圭にあんなひどい振られ方したのに、よく許せたね」
「...」
決して許した訳じゃないけど。
私と圭ってほんと変な関係だと思う。
圭が流の友達だからなんとなく話すようにはなったけど
そういえば私、あの時のこと圭に謝られてない。
なんか段々腹が立ってきた。
「皆色々あるんだねー...」と優美はストローでいちごミルクをちゅーちゅー吸いながらホッと一息。
...ほんと皆色々あるんだね。
...色々あるからこそ、そのストレスを発散しなきゃね!!!!
「よーし!梓、優美!!
今日放課後遊ぼうよ!!」
「あっいいね!!久しぶりに紬と遊びたい!!」
「私も遊びたい!!」
「やった!!じゃあ放課後思いっきり楽しもうね!!」
1日くらい...別に大丈夫だよね?
そろそろ夜季の倉庫に行くのも飽きてきたし。
ていうか別に私は行かなくてもいいのに
流が無理矢理連れていくからなぁ〜...
ふふっ、今日は流と圭の目を盗んで久しぶりに遊ぼーっと!!