【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー






さっそく優美が教えてくれた新しく出来たケーキ屋さんにやってきた。



青色の屋根にお店の中は無難に白。



でもイスやテーブルは女の子が好きそうなオシャレな形、見てるだけでキュンキュンしちゃう。


...でも男の人は1人じゃ入りづらいかもね。




頼んだイチゴケーキを一口パクリと。


頰っぺが落ちそうなくらい美味しくて
思わず泣いてしまった。



すごいよこのケーキ、魔法で出来てるみたい。





「今度流とも来たいな〜!!」



「あらら惚気ちゃって...。
いいなぁー紬は、流さんみたいな甘党彼氏がいて。
私もケーキ好きの彼氏とこういう所でデートしてみたいかも」



「梓は理想高いもんねー...。
梓可愛いんだから本気出せばすぐ彼氏出来るのに...ほんとその理想の高さが恋の邪魔をしてると思う」



「うっ、...あっこのチョコレートケーキ美味しい〜」




「...話逸らさないでよ...」






ほんのりと頬を赤く染める梓は
本気で恋がしてみたいらしいけど、やっぱり上手くいかなくて。



理想のタイプが好きな人になるとは限らないしね



今後の梓の恋愛に期待大だよ。









< 243 / 390 >

この作品をシェア

pagetop