【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー
私の初めてを捧げる相手は流だけだって決まってるんだからねッ!!
こんな奴に捧げるくらいなら車が道路を走ってても関係ない
今すぐこの車から飛び降りてやる!!!!
窓の外を見ながらごくりとつばを飲んで覚悟を決めた。
だけどガチャガチャ音が鳴るだけで、開かないドア。
「なっ...鍵掛かってないのに...」
「それは運転手側からしか開けられねーようになってる」
「...っ...」
「もっとお話しようぜ、"紬"ちゃん」
「ーーーッ!!??
なっ、なんで私の名前...っ!!」
「なんでも知ってるぜぇー?調べたからな。
つか昨日のこと謝らせてよ」
「...?」
「これ、お詫びののしるしに"やっといたから"」