【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー
「おい誰だ!!??こんな時間に襲撃か!!??」
「ぶっ殺すぞ!!」
慌てて出てきた特攻服を身にまとった夜季のメンバー。
敵がやってきたと思ったらしく
結構な人数が鉄パイプを持って構えていた。
「ちょっと...圭に話があるんだけど」
冷静に1人立ってる私。
結局は”元”仲間
いくら牙を向かれようがあんまり怖くはなかった。
被っていたフードを脱いで顔を晒した。
その場にいる全員唖然。
少し無言が続くと、持っていた鉄パイプを下に置いて、またシャッターを閉めようとする。
「ーーーちょっ!!?
圭出してってば!!」
「帰れよ、紬。
ここはもうあんたが簡単に足を踏み入れていい場所じゃない」
「...っ...、」
目を逸らされながら1人の元仲間に言われた。
そんなこと言われなくても分かってたつもりだったけど
目の前にして言われると、なんだか余計傷ついちゃうよバカッ。