【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー






「おい誰だ!!??こんな時間に襲撃か!!??」


「ぶっ殺すぞ!!」



慌てて出てきた特攻服を身にまとった夜季のメンバー。


敵がやってきたと思ったらしく
結構な人数が鉄パイプを持って構えていた。




「ちょっと...圭に話があるんだけど」



冷静に1人立ってる私。


結局は”元”仲間


いくら牙を向かれようがあんまり怖くはなかった。




被っていたフードを脱いで顔を晒した。




その場にいる全員唖然。

少し無言が続くと、持っていた鉄パイプを下に置いて、またシャッターを閉めようとする。





「ーーーちょっ!!?
圭出してってば!!」


「帰れよ、紬。
ここはもうあんたが簡単に足を踏み入れていい場所じゃない」


「...っ...、」



目を逸らされながら1人の元仲間に言われた。


そんなこと言われなくても分かってたつもりだったけど

目の前にして言われると、なんだか余計傷ついちゃうよバカッ。







< 60 / 390 >

この作品をシェア

pagetop