【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー




「圭、ご苦労だったな今まで」



圭の肩に馴れ馴れしく腕を置く流



「まったくよー、総長は俺を使いすぎだぜ。
全然仕事しねーくせに、毎日俺に”総長”の仕事押し付けやがって」



「悪かったって!!俺はお前を一番信頼してるからな。
まあさすがに恋人まで俺にくれるとは思ってなかったけどよ」



「しょーがねーじゃん、だって見た瞬間惚れたんだろ?
俺は別に紬のこと遊びだったから別によかったけどよ。もうこういうのは懲り懲りだ。”演技”なんてする柄じゃねーし」



「こんないい女を遊びにするお前はどうかしてるぜ、圭」




目の前で楽しげに話している2人を見て、まるで意味がわからない。



なに、これ


なにがどうなってるの...?



唖然としてるのは私だけじゃなかった。


夜季の1部の人達もどうやらこの状況を見て戸惑っている。



冷静に流と圭を見ているのは幹部ぐらいしかいない。




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