【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー





それから1週間程経った。



学校を連続で休む日が続く。

理由はもちろん手錠をはめられいて、ベッドから降りられないから。



さすがに1週間も日の光を浴びていないと頭がおかしくなりそうになったけど。



用意されたご飯だけを暇つぶしに食べる毎日
それで正気を保っていた。



流が帰ってくる日帰ってこない日があって

帰ってこない日は、なんだか無性に寂しい。






「りゅう...りゅう...」




朝も昼も夜も、常にカーテンを閉め切ってるこの部屋で夜泣きが多くなったと同時に、流の名前をひたすら呼び続けることも多くなった。



今、何時か分からないけど



昨日流はご飯だけ私に渡してすぐどこかへ出かけてしまった。



あれから流が帰ってこない。



すっごく寂しくて


流が居ないと生きていけないような、孤独から生まれた感情が私を支配する。




「流...りゅ...」



ねえ流


言うこと聞くから帰ってきて...?




1人はやだよ...









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