路信の事は知っとけ!
純佳は振り返りながら走り去る鹿乃子に、指を3本立てて見せた。
本当は13番ホームなのに…。
(まさか大丈夫でしょ。チケットにも書かれてるしね。)
純佳は自分に言い聞かせた。
鹿乃子はホテルのフロントに戻り、チケットを探したが見つからない。
発車の時刻が迫る。
仕方なく列車内でチケットの再発行をして貰う事にし、駅に移動した。
(また、純佳さんに怒られちゃうな…。しっかりしなきゃ。頭がホワーってする。風邪かな?)
鹿乃子は3番ホームに着いた。
ホームにはすでに列車が入っている。
鹿乃子は列車の名前も番号も行き先の駅名も純佳任せにしていた。
まばらな乗客の中に3人の姿を捜したが見当たらない。
列車のドアが閉じ始めた。
とっさに鹿乃子はその列車に飛び乗った。
(確かに3番ホームって、指まで立てて教えてくれたんだから。これに間違いないよね。)
しかし、友人達は乗っていなかった。
(あれぇ、3番ホームだと思ってたんだけど。4番ホームに乗っちゃったかな?)
鹿乃子は身体の芯に重い不安がわき出た。
(もし、間違って乗ってたとしても次の駅で降りればいいよね。)
本当は13番ホームなのに…。
(まさか大丈夫でしょ。チケットにも書かれてるしね。)
純佳は自分に言い聞かせた。
鹿乃子はホテルのフロントに戻り、チケットを探したが見つからない。
発車の時刻が迫る。
仕方なく列車内でチケットの再発行をして貰う事にし、駅に移動した。
(また、純佳さんに怒られちゃうな…。しっかりしなきゃ。頭がホワーってする。風邪かな?)
鹿乃子は3番ホームに着いた。
ホームにはすでに列車が入っている。
鹿乃子は列車の名前も番号も行き先の駅名も純佳任せにしていた。
まばらな乗客の中に3人の姿を捜したが見当たらない。
列車のドアが閉じ始めた。
とっさに鹿乃子はその列車に飛び乗った。
(確かに3番ホームって、指まで立てて教えてくれたんだから。これに間違いないよね。)
しかし、友人達は乗っていなかった。
(あれぇ、3番ホームだと思ってたんだけど。4番ホームに乗っちゃったかな?)
鹿乃子は身体の芯に重い不安がわき出た。
(もし、間違って乗ってたとしても次の駅で降りればいいよね。)