秘密の教室きみと二人で。


鼓動が早くなっているのがわかる。




すぐそこには、私のクラス。





私の運命の人。





大きく息を吸って吐いて、



扉を開けた。



ガラガラガラガラ



いつもはクラスのみんなの話す声で


掻き消されているはずのこの音は、



誰もいない教室では私たち二人を引き合わす音のようにも感じた。






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