ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。
「ねぇ響くん?」
偶然下駄箱で出会った私達は家も隣同士で帰り道も同じとゆう事もあり並んで帰るはめになっていた。
「何?」
うわー相変わらず素っ気ない。
「あのね、響くんなんでそんなに変わっちゃったの?中学の時不登校だったって聞いたけど本当?」
聞くと嫌われるって聞いたけど、私の性格上中途半端に知ってしまうとどうしても知りたくなる衝動に駆られてつい聞いてしまった。
聞いて後で後悔するハメになった。
「聞いてどーすんの?つか、何で亜実がそんな事知ってんの?」
「ちょ、ちょっと風のうわさで〜と言いますか。」
焦った私は適当に笑いながら目を泳がせた。
「まぁどーせ果歩から聞いたんだろ。」
その言葉に背筋がびくっと反応する。
「お察しが良い事で…」
「まぁわかって当然だろ。お前ら昔から仲良かったから」