ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。
・2
涙
「亜実大丈夫?」
「振られたくらいで落ち込みすぎなのよ」
夏休みも明けてだいぶたった頃、クラスのみんなは未だにキャピキャピ夏休みあったこと話したりおしゃべりに華が咲いてる中
わとしは机に突っ伏している。
果歩ちゃんと絵里の呼びかけに泣き腫らしてむくんだ顔を持ち上げる。
果歩ちゃんとは付き合った事内緒にしてたこと謝ってもらって仲直り済み。
でも問題の響くんとはあの時以来一言も話せてない。
最初響くんはすれ違う度わたしを呼び止めたけどそれどころじゃないわたしはずっと避け続けて
今では呼ばれもしない。
きっと嫌われちゃったな〜
でもその方が話しかけられるより気楽かな。
なんて嘘…
まだ響くんの事好きで忘れられない。
そもそもクラス一緒なんだから忘れなさいってゆう方が難しい。
クラスの男女に囲まれながら楽しそうな響くんを見つめながらまた涙が出そうになる。