ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。

「で、どうする？乗ってく？久々だし響だけじゃなくて俺とも喋ろうよ。」


「あ、じゃーお言葉に甘えて。」


そんなこんなでわたしは翔真くんに乗せてもらって帰ることにした。


「そうそう、響と付き合ってんの？」

「いや、付き合ってないけど…」

「やっぱりな〜あいつまだもたもたしてんのか。」


もたもた？
どうゆうことかな


「何？って顔してんね。率直に言うとさ響は亜実ちゃんの事好きなんだよ。」


え？………


「で、でもわたし、この前勢いで告白して振られたんだけど」

「それには理由があんのよ」

「理由？」


理由があって私の事振ったんだ。

嫌いって思われてたわけじゃないのかな


そう思うとふとした安心感に包まれた。


「あいつビビってんの。
腰抜け野郎だろほんと。」


あえて言わないようにしてるのかなかなか理由を言わない翔真くん。

なんなの理由って。