ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。
「大和っち〜こいつにできて俺はなんで彼女出来ないのかな〜?」
パーティーも始まってだいぶ経った頃。
酔っ払った翔真くんはお兄ちゃんにしがみつき響くんを指さしながら文句を言う。
「はぁ?彼女できねぇのはお前がそんなチャラけてるからだろ?」
「なんだと〜〜」
自分に向けられた皮肉にムッとなった響くんが怒り翔真くんが千鳥足でそれに対抗しようとする。
「しょ、しょうちゃん!イケメンなんだし彼女くらいすぐにできるよ。
ほら立って俺たち邪魔者にならないように外に居よう」
これ以上は居られないって判断したお兄ちゃんが翔真くんの肩をとって外へ向かう。
「はぁ〜やっと居なくなった。
あいつ酔っ払いすぎだろ。」
「いいじゃん久しぶりなんだしこうやって4人で集まれたの。」
「まぁそうだな。」
今年の春にこっちに引っ越してきて1度も4人で集まれてなかった。
久しぶりに4人で集まれてまた昔みたいに面白くてキラキラした時間だった。