ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。
「響くんちょっとだけ目つぶって?」
ソファに座ってる響くんにそう言って目をつぶったのを確認してから自分の部屋に隠し持ってた響くんカラーのピアスを取ってくる。
「亜実〜?まだ〜?」
「まって、もう少し………いいよ!」
ゆっくり目を開けた響くんはおどけた表情をを浮かべる。
「なになにその格好指輪差し出すみたい。」
「いいのいいの!わたしから響くんに誕生日プレゼント」
そう言って小さな白い箱を開けると響くんが微笑む。
「なになに女の子みたいなピアスだね?」
「何でそんなこと言うの?でもこれが1番響くんの色っぽいって思ったのに…」
「うそ、冗談。
俺プレゼントとか家族以外でほとんどもらったことねぇからすげぇ嬉しい…付けていい?」
箱からそっと取り出して自分の耳につけた。
クリーム色の髪の毛の間から響くんカラーののピアスがキラキラ輝いてる。
「どう?似合ってる?」
「うん!ぴったりだよ!」
「よかった、じゃあ交代亜実ここ座って目つぶってて」
言われた通り目をつぶって待った。