ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。
「いいよ、目開けて」
そっと目を開けると私の目の前でさっきのわたしと同じように小さな箱を前に突き出してる響くん。
わたしが目を開けたのを確かめた響くんがそっと箱を開けると指輪がキラキラ光ってた。
「亜実、これからもずっと俺と一緒に居てくれる?」
「うん!当たり前だよ!ずっといる一生響くんの隣に居る!」
「よかった」
満面の笑みでそう言った響くんはそっとわたしの手をとって指輪をはめた。
手元でキラキラ輝く指輪にわたしはじっと見とれた。
「あとひとつお願い…俺の事呼び捨てで呼んでよ」
「え、ずっと響くんだったし恥ずかしいよ」
両手で顔を隠すと響くんはそっとわたしの両手をとっておねだりでもするような顔をしてくる。