ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。

友達



響くんやっぱり冷たいし態度でかいけど根はやっぱり昔の響くんだったな〜。


「亜実?どうしたのそんなニヤニヤしちゃって。もしや学校でなんかあったな?」


「へ!?べ、べ別になんもないよ。」


不意のお兄ちゃんからの問いかけに思わずびくっとなってしまった。


「ふーん。なんだ何もないのか、そうだあれから響とはどう?上手くやっていけそう?」


「もー大変なんだよやっぱり本当別人みたいでさ。」


私はため息をこぼし夜ご飯の味噌汁をすする。


「まぁそんな事言わず仲良くしあげな。」


お兄ちゃんは人事のようにあははって笑う。


「もー人事だと思ってー」


「そう膨れるなって可愛い顔が台無しだぞ〜」


膨れた私の頬を人差し指でつついて笑うと席を立ってお皿を片付け始めた。

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