ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。
「い、いいじゃん!告っちゃえ!絵里に告られたら響くんなんていちころだよ〜」
「ほんとかな!?なんか元気出てきたありがと!亜実大好き〜」
私にハグする絵里を何故か憎めなくて、でも取られたくなくて、モヤモヤ。
自分でもどうしていいかわからなくて。
今まで恋愛なんてしたことなかったし、全く自分に自信さえ持てない自分にいらいらしてくる。
お揃いのチークを買ったあと絵里が響くんにちょっとしたプレゼントがした言った。
響くんはバタークッキーが大好きらしく、とても美味しそうなクッキーを絵里は買ってた。
響くんの大好物……
私、そんな事も知らなかった。
好きな物もわからないんじゃ響くんの事好きとか言う資格ないや。
ますます私は自信をなくしていった。