ぽっちゃり幼なじみはオオカミくんでした。


「だから本心だって……


「じゃあささっきから言葉が詰まってるのは何で?
それに私に見せててくれた笑顔は何?とっても心の底から楽しそうに笑ってて。
私毎日とっても楽しかったよ?
本当は友達欲しいんじゃないの?」


「は?私に限ってそんな事思うわけないじゃん。今まで…ずっと…1人だったんだから」


なんか、あの日泣いてた響くんに似てるのかも。
1人で悩んで強がって…


「は、なに!?離れてよ気持ち悪い」


胸ぐら掴まれてた絵里を私は無意識に抱きしめていた。


「亜実?お前何考えてんだよ。そんな奴ほっとけよ1人でいいってことだろ?」


手を放した響くんはこの状況に驚いてるように見えた。


「響くんのバカ!なんでわかんないの?
1人になるの嫌だけど、ついつい強がってるんだよ。」


「は!?私が?……そんなわけ…な…い」


絵里の目からは大粒の涙がホロホロこぼれ落ちる。


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